令和３年度春期午前Ⅰ 問６についての考察と解法 - IPA（情報技術者試験）の午前対策

テーマ：ページアクセス時に発生する事象の回数

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解答：エ

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[基礎知識・用語のまとめ]
[解法]
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[基礎知識・用語のまとめ]

ページフォールト・・・プログラムがページにアクセスしようとしたときに、そのページが主記憶上に存在しないときに発生する割込みを指します。

ページイン・・・ページを補助記憶装置から、主記憶に読み込む処理です。

ページアウト・・・ページを主記憶から、補助記憶装置に書き出す処理です。

[解法]

ページング方式の仮想記憶において、ページアクセス時に発生する事象は次の通りです。

①ページフォルトが発生する。

②主記憶装置に空きがあれば、ページインが行われ、ページングの処理は終了する。空きがない場合は、③に進む。

③ページ置き換えアルゴリズムに従って決定された置き換え対象のページをページアウトする。

④ページインを行う。

ページインは、ページフォールトをきっかけとして、必ず行われるので、ページフォールトとペー人の回数は同数になります。よって、ページフォールト＝ページインが成立します。また、ページインを行うときに主記憶装置に空き領域があれば、そこにページが読み込まれ、ページアウトが発生しません。結果として、ページインを行うときにページアウトは必ず行われる事象ではないことになるため、ページフォールト＝ページイン≧ページアウトが成立し、解答の選択肢は「エ」となります。