テーマ:判定条件網羅(分岐網羅)を満たすテストデータ
正解はこちら
解答:イ
[基礎知識・用語のまとめ]
判定条件網羅(分岐網羅)・・・プログラムのすべての判定条件に対して、真と偽を少なくとも一回以上実行するようなテストケースを基に行うテスト技法です。
ホワイトボックステスト・・・システムの内部構造に重点を置いたテスト手法です。単体テストの工程で記述したプログラムを網羅的に確認するために用いられ、プログラムからの命令文、分岐条件を把握し、プログラム全体を網羅的に確認します。
[解法]
この問題では、二つの判定条件①と②について、判定条件網羅を満たす最少のテストケースの組みを考えます。
①A>0かつB=0について
A>0とB=0の2つの条件を「かつ」(and)で結んだ複合条件なので、個々の条件が両方とも真のときは、複合条件も真となり、一つでも偽があれば、複合条件としても偽となります。このようなAとBの組合せとしては、真となる条件「A=1、B=0」と、偽となる条件「A=1、B=1」の二つのテストケースを実行することによって、両方の結果を実行することができます。
②A>0かつC=1について
①と同様に考えますと、①の判定結果が真であれば、「A×C→C」、偽であれば「2→C」が実行されます。
・①の条件で真となる「A=1、B=0」の場合は、A×C=1×1=1となりますので、C=1となり、②の複合条件の判定は真となります。
・①の条件で偽となる「A=1、B=1」の時、C=2となり、②の複合条件の判定は、偽となります。
したがいまして、テストケースとしては「A=1、B=0」と「A=1、B=1」の二つのデータを使ってテストを実施すれば、すべての判定条件に対して、真と偽を1回ずつテストすることになるので、選択肢「イ」が正解となります。
[参考]
複数の入力条件の組み合わせを列挙し、それぞれの場合にどのような動作をするのかまとめた表をデシジョンテーブルという、、、らしい。
利用させていただきました素材へのリンク
うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw
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