<テーマ:ECCメモリでビット誤り検出と訂正で用いるもの>
正解はこちら
解答:エ
[基礎知識・用語のまとめ]
ハミング符号・・・2ビットの誤り検出と1ビットの自己訂正ができる誤り制御方式です。データのビット情報から計算されるチェックビットをデータに複数含ませておき、そのチェックビットの値を基に誤りの検出と訂正を行います。
[解法]
ECC(Error Check and Correct)メモリにおいて、2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りに対して訂正機能があるのは、ハミング符号を使った検出方式になります。
したがって、正解は選択肢、「エ」となります。
その他の選択肢については以下の通りです。
ア→偶数パリティは、ある一定の単位ごとに検査用に余分につけた冗長ビット(パリティビット)を付加します。この付加したビットも含めてビットの1の個数が偶数になるように冗長ビットの値を決め、検査するときも同様に1の個数をカウントします。ビットの1の個数が偶数であれば誤りがなく、奇数であれば誤りがあると判定します。訂正はできません。
イ→垂直パリティは文字単位にチェックビットを付加し、そのビットによって誤りを検出する方法です。
ウ→チェックサムは誤り検出方法の一つで、データをブロックに分けて、その中のデータを数値として合計し、その合計(又はその一部)をブロックに付加します。検査は、同じ方法で計算した合計が付加されたデータ(チェックサム)と一致するかどうかで確認します。誤りは検出できますが、訂正はできません。
[参考]
偶数パリティは偶数になるように冗長ビットを付加するが、奇数にする方法も存在し、奇数パリティと呼ばれる、、、らしい。
利用させていただきました素材へのリンク
うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw
コメント