平成30年度 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ問9

テーマ:構成コントロールが適切に行われないことで発生する事象

正解はこちら

解答:エ

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[基礎知識・用語のまとめ]

サービス資産管理及び構成管理・・・ITILにおける説明によると、サービス供給に必要な資産に関する正確な情報を、必要な時に、必要な場所で利用できることを目的としています。

構成管理データベース(CMDB:Configuration Managment Database)・・・組織が使用するハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク間の関係を明確にするファイルです。 必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、システム、設備、場合によっては人員など、アイテムの構成に関する情報も収集します。

[解法]

構成コントロールは、構成管理の活動の一つであり、構成管理データベース(CMDB:Configuration Managment Database)を最新状態に維持し、変更要求がなければ変更できないように管理する活動です。構成コントロールが適切に行われていない場合、CMDBの内容が実際の状態と乖離してしまい、使用ソフトウェアライセンス数が超過する、脆弱性のある製品を利用しているシステムの抽出ができない、製品の保守起源を把握できないなど、問題が発生します。

したがって、選択肢「エ」が正解となります。

他の選択肢、ア~ウにつきましては、いずれも稼働環境への展開に関する記述ではありますが、構成コントロールを適切に行っていたとしても問題のあるリリースの稼働環境への展開を防ぐことはできず、これらの記述は構成コントロールが適切に行われないことによって起きる事象ではありません。

[参考]

今後、仮想化がさらに進むことで、構成コントロールの難易度は上昇し続ける、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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