令和3年度春期午前Ⅰ 問21についての考察と解法

テーマ:可用性に該当するシステム監査項目

正解はこちら

解答:ア

 問題一覧へ

[基礎知識・用語のまとめ]

マスタファイル・・・データ処理をするとき基本になるファイルです。事務でいう元帳や基本台帳にあたります。たとえば給与計算の場合は従業員番号や基本給など基本になるデータはマスターファイルにあり、残業時間などそのとき限りのものは入っていません。給与マスターファイル、人事マスターファイル、得意先マスターファイルなど、用途によりいろいろなものがあります。

[解法]

可用性(availabity)は、システムを使用したいときに使用できる尺度を表す指標です。障害への対策を行い、稼働率が高いシステムは可用性が高いということができます。したがって、マスタファイルの管理に関して、サーバを二重化し、耐障害性の向上を図っている選択肢、「ア」が正解となります。

他の選択肢については、以下の通りです。

イ→データを複数件まとめて検索・加工するという点から、システムの効率性(efficiency)に該当する監査項目です。

ウ→特権アカウントがある者だけにメンテナンスが許されることから、システムの機密性(confidentiality)に該当する監査項目である。

エ→データ入力チェック機能がシステムに盛り込まれていることから、完全性(integrity)に該当する監査項目である。

[参考]

情報セキュリティの基礎にあたる機密性・完全性・可用性の3原則に加え、真正性・信頼性・責任追跡性・否認防止の4つを加え、情報セキュリティ7要素と呼ぶことがある、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

ここまで読んでくれてありがとう!!
感謝!
感謝!

 問題一覧へ

コメント