令和3年度春期午前Ⅰ 問5についての考察と解法

テーマ:稼働率の傾向を表すグラフ

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解答:エ

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[基礎知識・用語のまとめ]

稼働率・・・システムが動作している確率のことです。今回のケースのような場合、以下の式によって稼働率を計算します。

直列システム:全ての装置が稼働している場合のみ、システムが稼働
稼働率=A1×A×・・・×AN

並列システム:ひとつの装置が稼働していれば、システムが稼働
稼働率=1−(1−A1)×(1−A)×・・・×(1−AN)

[解法]

稼働率がx(0≦x≦1)である装置を4つ組み合わせたシステム全体の稼働率f(x)は次のように求めることができる。

①点線で囲まれた装置二つの直列システムの稼働率 x

②点線に囲まれた直列システムが稼働していない確率 1-x

③システム全体の稼働率 f(x)=1-(1-x

ここで、Xが0に近いときを考えると f(0.1) = 1-(1-(0.1)) = 0.0199<0.1 となり、

同時にXが1に近い時を考えるとf(0.9)=1-(1-(0.9)) =0.9639>0.9となります。

つまり、0.1のときはyの値は0.1より小さく、0.9のときはyの値が0.9より多い特性のグラフを選択すればよいことがわかります。

この特徴に合うのは選択肢「エ」のみとなります。

[参考]

稼働率は高いほうが良いと思われがちだが、機械や人的資源にかかる負担を考えると高ければ高いほどよいと一概に言えるものでもない、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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