令和4年度春期午前Ⅰ 問26についての考察と解法

テーマ:PPMで投資用の資金源として位置づけられる事業

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解答:ウ

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[基礎知識・用語のまとめ]

PPM(Product Portfolio Management)・・・市場の事業領域を市場成長率と市場占有率の二つの軸でとらえ、四つの領域(「金のなる木」「問題児」「花形」「負け犬」)に区分けして分類、分析を行います。

[解法]

下図の4つの領域のうち「金のなる木」に位置する製品は成長が望めませんが、安定的に収益が見込めるうえに、新規の投資はあまり必要ないので、キャッシュフロー面では余剰を生みます。それに対して「問題児」に位置する製品は新規投資が必要で多くの資金を必要とします。また、「花形」に位置する製品も市場占有率は高いですが、成長率も高いので、競争が激しく、新規の投資を増やさないと競争に負けてしまうため、資金が豊富とは言えません。そして「負け犬」に位置する製品は長期的に低迷しており、資金の余裕がない限りは撤退すべきものです。したがって、投資用の資金源として位置づけられるのは、「金のなる木」つまり、市場成長率が低く、市場占有率が高い事業の「ウ」となります。

その他の選択肢は以下の通りです。

ア→花形と呼ばれる領域の説明です。

イ→問題児と呼ばれる領域の説明です。

エ→負け犬と呼ばれる領域の説明です。

[参考]

PPMは1970年にボストン・コンサルティング・グループの創設者ブルース・ヘンダーソン氏が発表した経営管理スキーム、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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