令和3年度秋期午前Ⅰ 問14についての考察と解法

テーマ:盗まれたクレジットカードの不正利用防止

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解答:ア

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[基礎知識・用語のまとめ]

3Dセキュア・・・利用者がクレジットカード会社にあらかじめメッセージとパスワードを登録しておき、ECサイトでのクレジットカード決済時にパスワードを入力して、クレジットカード会社が本人認証を実施する仕組みです。なお、「3D」とは、カード発行会社(イシュア)に関わるイシュアドメイン、加盟店契約会社(アクワイアラ)にかかわるアクワイアラドメイン、そしてプロバイダにかかわる相互運用ドメインの三つのDをとっています。

「イシュア」はissuer 発行者・発行人
「アクワイア」はacquirer 得る者・獲得する者という意味だぜ。

[解法]

3Dセキュアは、ネットショッピングサイトなどのECサイトにおけるオンライン決済において、クレジットカードの不正利用を防止するために本人認証を行う仕組みです。したがって、選択肢「ア」が正解となります。

その他の選択肢は以下の通りです。

イ→オンラインショッピングでは、クレジットカード内に保存されたPINを読み取ることはできません。

ウ→有効期限の入力は、オンラインショッピングの決済処理でも行われますが、有効期限がクレジットカードに表記されているため、盗まれたカードの不正利用を防ぐことはできません。

エ→セキュリティコードの入力は、オンラインショッピングの決済処理でも行われますが、オンラインショッピングでの券面認証は不可能です。

[参考]

3-D Secureによる本人認証を行った取引の場合、万が一不正取引が発生した場合でも加盟店側の被害はカード会社から補償される。

しかし、VisaやMasterCard、JCBなどのブランドルールに、各ブランドが定める一定の基準以上にカード不正利用が発生した場合、ブランドが効果が見込めると判断する不正対策を加盟店が導入するまでカード決済の提供を停止できる、といった内容が記載されているため、過信は禁物とのこと、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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