令和4年度春期午前Ⅰ 問28についての考察と解法

テーマ:XBRLで主要な取扱いの対象とされている情報

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解答:ウ

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[基礎知識・用語のまとめ]

XBRL・・・eXtensible Business Reporting Language の略で、各種事業報告用の情報(財務・経営・投資などの様々な情報)を作成、流通、利用できるように標準化されたXMLベースのコンピュータ言語のことを指します。

XML・・・eXtensible Markup Languageの略で、日本語では「拡張可能なマークアップ言語」と訳されます。特定の企業が提供している技術ではなく、インターネット上で使用される各種技術の標準化推進団体である、W3C(World Wide Web Consortium)によるオープンな規格です。

マークアップ言語・・・タグと呼ばれる特殊な文字列を使用して、文章の構造やタイトル、文字の修飾情報などを埋め込んでいく言語です。

[解法]

XBRLとは、各種事業報告用の情報(財務・経営・投資などの様々な情報)を作成、流通、利用できるように標準化されたXMLベースのコンピュータ言語のことを指します。特に、組織における財務情報・開示情報(財務諸表や内部報告など)の記述に適しているとされています。したがって、正解は選択肢「ウ」となります。

その他の選択肢は以下の通りです。

ア→電子カルテの情報の標準規格については、厚生労働省を中心に取りまとめが行われています。HL7(Health Level Seven)、FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resource)が次世代の標準規格として検討されています。

イ→顧客情報をXMLで取り扱う標準規格は問題出題時点(令和4年4月時点)では無いため、各組織にて独自の形式で取り扱われていることが多いです。

エ→自治体の住民情報は、APPLIC(The Association for Promotion of Public Local Information and Communication:全国地域情報化推進協会)が策定した地域情報プラットフォーム標準仕様で標準化されています。

[参考]

XBRLでは財務報告の電子的雛型である「タクソノミ」を基に、財務報告内容そのものを表す「インスタンス」を作成する、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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