テーマ:モジュール結合度が最も低い情報の受け渡し方法
正解はこちら
解答:ウ
[基礎知識・用語のまとめ]
モジュール結合度・・・モジュール関連性の尺度で、七つのタイプに分類され、一般に低いほうが良いとされています。
高いもの(つまり、よくないもの)から順に並べると、次のようになります。
<モジュール結合度が高い>
(1)内容結合
(2)共通結合
(3)外部結合
(4)制御結合
(5)スタンプ結合
(6)データ結合
(7)非直接結合
<モジュール結合度が低い>
(7)の非直接結合とは、モジュール間になんの関係もないというものであり、理想的な結合ではありますが、現実的にほとんどあり得ないため、(1)~(6)の六つのタイプに分類して考えるのが一般的です。
[解法]
モジュール結合の最も低い(6)データ結合は「データ項目だけをモジュール間の引数として渡す」結合形態であるので、選択肢「ウ」が正解となります。
その他の選択肢は次の通りです。
ア→「共通域に定義したデータを関係するモジュールが参照する」結合形態は(2)共通結合にあたります。
イ→「制御パラメータを引数として渡し、モジュールの実行順序を制御する」形態は(4)の制御結合です。この形態では、相手のモジュールの内部ロジックを意識する必要があるため、モジュール結合度は高くなります。
エ→「必要なデータを外部宣言して共有する」形態は(3)外部結合にあたります。
[参考]
選択肢にない(1)内容結合とは、呼出元(先)のモジュール内部を直接参照・更新するような結合形態であり、(5)のスタンプ結合は、構造体のポインタを引数にして渡す場合などで、受け取る側がこのデータ構造を意識して、必要なデータを利用するという結合形態、、、らしい。
利用させていただきました素材へのリンク
うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw
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