令和5年度春期午前Ⅰ 問2についての考察と解法

テーマ:正規分布のグラフ

正解はこちら

解答:ア

 問題一覧へ

[基礎知識・用語のまとめ]

正規分布曲線・・・確率論や統計学で用いられる連続的な変数に関する確率分布の一つで、データが平均の付近に集積するような分布を表します。主な特徴としては平均値と最頻値、中央値が一致する事や平均値を中心にして左右対称である事などが挙げられます。中心極限定理により、独立な多数の因子の和として表される確率変数は正規分布に従うとされ、このことによって正規分布は統計学や自然科学、社会科学の様々な場面で複雑な現象を簡単に表すモデルとして用いられています。

[解法]

正規分布を表すグラフは、左右対称の山が一つで、裾は滑らかに横軸に近づく形をとります。また、標準偏差は個々のデータの平均からどの程度離れているかを表した統計の指標で、正規分布のグラフにおける平均と標準偏差の関係は次の図のようになります。

正規分布曲線(μは平均、σは標準偏差)

したがって、選択肢「ア」が正しいグラフであることがわかります。

その他の選択肢は、以下の通りです。

イ→標準偏差は中央の平均からの個々のデータの離れ具合を示すので、誤りであることがわかります。

ウ、エ→左右対称の曲線ではないため、正規分布とは言えません。

[参考]

正規分布(せいきぶんぷ normal distribution)は、別名:ガウス分布(Gaussian distribution)ともいう、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

ここまで読んでくれてありがとう!!
感謝!
感謝!

 問題一覧へ

コメント