平成30年度エンベデッドシステムスペシャリスト 午前Ⅱ問22

テーマ:テストケース設計の際に使用する技法  

 

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解答:ウ

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[基礎知識・用語のまとめ]

ホワイトボックステスト・・・プログラムの内部構造やアルゴリズムに着目してデータを作成し、プログラム構造の正しさをテストする手法です。一般的に、テストの完了を網羅基準によって判断します。

網羅基準・・・「プログラム中のすべての判定条件について、結果が真の場合及び偽の場合を含め、すべて一回は実行する」という条件網羅や命令網羅、判定条件網羅、複数条件網羅などの種類があります。

[解法]

ホワイトボックステストにおいては、すべてのテストケースを実行することによって、「テスト完了」とみなせる網羅基準を満たすようにテストケースを設計することが一般的であり、選択肢の中では、その網羅基準の一つである「条件網羅」が適切といえます。したがって、正解は「ウ」となります。

その他の選択肢は、ブラックボックスのテスト手法となります。

ア→(原因ー結果グラフ)テストの入力データをはっきりとクラス分けできないときに入力と出力の関係をグラフにし、その結果から決定表を作成して、テスト項目を検討する方法です。

イ、エ→(限界値分析、同値分割)テストデータを取り得る範囲の中から、同じ処理結果となる範囲を一つのクラスとし、いくつかのクラスに分割します。また、正常な処理が行われる値の範囲を「有効同値クラス」、エラー処理となる値の範囲を「無効同値クラスと」呼び、分割後の各クラスの代表的な値をテストデータとする方法が「同値分割」です。さらに同値分割で分割されたクラスの境界(限界)値をテストデータとするのが「限界値分析」です。

[参考]

ブラックボックステストとホワイトボックステストの中間的なグレーボックステスト(プログラムの内部構造を理解した人がテストの実行者となり、外部から機能や仕様をチェックするテスト)なるものが存在する、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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