令和5年度春期午前Ⅰ 問19についての考察と解法

テーマ:作業分配モデルにおける完了日数の算出

 

正解はこちら

解答:イ

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[基礎知識・用語のまとめ]

作業分配モデル・・・プロジェクト全体を1として各工程に対する工数と期間の比率を示したものになります。問題では作業にかかった日数が示されているので、期間比を使って計算していきます。

[解法]

 システム要件定義からシステムの内部設計までをモデル通りに進めたことから、これらの期間比は0.25+0.21+0.11=0.57となります。これを228日で完了したということから、作業全体の完了までかかる日数 を求めると、

228 / 0.57 = 228 / (57 / 100) = 228 × (100 / 57) = 400日 となります。

 現時点で、プログラム開発は200本のうち100本を完了し、残りの100本が未着手です。プログラム開発比は0.11なので、かかる日数は400×0.11=44日となりますが、現時点で、100/200本を完成させた状態なので、ここまでかかった日数は、

44 × (100 / 200) = 22日 であることがわかります。

以上から、プロジェクト完了までにかかる残りの日数は、全体の400日からシステム内部設計までの228日と途中までのプログラム開発22日を引いて、

400 – 228 – 22 = 400 – 250 = 150日となります。

したがって、選択肢「イ」が正解となります。

[参考]

作業分配のことをディスパッチングと呼ぶことがある、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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