平成30年度 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ問15

テーマ:内部統制報告制度における業務処理統制

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解答:ウ

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[基礎知識・用語のまとめ]

内部統制報告制度・・・金融商品取引法の内部統制報告書の提出の義務に従い、内部統制の整備状況や有効性を評価した報告書を経営者が作成し、公認会計士などが監査する仕組みです。

[解法]

内部統制は、企業会計審査室によって「内部統制は、基本的に、企業等の4つの目的(①業務の有効性及び効率性、②財務報告の信頼性、③事業活動にかかわる法令等の村主、④資産の保全)の達成のために企業内のすべてのものによって遂行されるプロセスであり、6つの基本的要素(①統制環境、②リスクの評価と対応、③統制活動、④情報と伝達、⑤モニタリング、⑥ITへの対応)から構成される」と定義されています。よって、組織内のすべてのものがプロセス通りに業務を遂行すれば、企業活動の正当性が確保されるような仕組みや体制を作ることが重要です。したがって、選択肢「ウ」の「定められた発注金額以上の原材料購入依頼を行う場合は、権限をもった上司が承認する」が適切です。

その他の選択肢については、以下の通りです。

ア→原価低減を目的とした活動であり、取引の正当性を確保するための業務処理統制ではありません。

イ→購買リードタイムの短縮を目的とした活動であり、取引の正当性を確保するための業務処理統制ではありません。

エ→納品の遅延防止を目的とした活動であり、取引の正当性を確保するための業務処理統制ではありません。

[参考]

内部統制報告制度は、アメリカのSOX法を参考にしたことから、J-SOX法とも呼ばれる、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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