平成30年度 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ問16

テーマ:プロジェクト開始を公式に許可する文書作成者の行動

正解はこちら

解答:イ

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[基礎知識・用語のまとめ]

プロジェクト憲章・・・プロジェクト憲章はプロジェクトを成功に導くためにゴール・目的を定め、予算やスケジュールの概要などを文書としてまとめたものです。(PMBOKが以下のような定義を行っています。)

「プロジェクト憲章は、プロジェクトの存在を正式に認可する文書であり、プロジェクトのイニシエーターまたはスポンサーが発行する。プロジェクト憲章は、プロジェクト・マネージャーが母体組織の資源をプロジェクト活動のために使用する権限を与える。プロジェクト憲章を通して文書化されるものとして、ビジネス・ニーズ、前提条件、制約条件、顧客ニーズの理解範囲、ハイレベルの要求事項、新しいプロダクト、サービス、あるいは所産が満たすべき要求事項がある。」(PMBOKガイド 第5版)

[解法]

プロジェクトの開始を公式に許可する文書は「プロジェクト憲章」です。また、これを承認するのは「プロジェクトのイニシエータまたはプロジェクトスポンサ」です。したがって、選択肢「イ」が正解です。

その他の選択肢については、以下の通りです。

ア→契約書は顧客との取決めを記述したものでプロジェクトの開始を意味するものではありません。

ウ→プロジェクト作業規定書にあたるビジネス文章は「プロジェクト憲章」のインプットであり、プロジェクトを行うことによって投資に見合う成果が得られるかを判断する情報を記述したものであるため、プロジェクトの開始を意味するものではありません。

エ→「プロジェクトマネジメント計画書」は承認された「プロジェクト憲章」を起点に作成されるものになります。

[参考]

プロジェクト憲章はプロジェクトチャーター、プロジェクト定義、プロジェクトステートメントとも呼ばれる、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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