平成30年度 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ問3

テーマ:SMSに対する経営者のコミットメントの証拠を提供する活動

正解はこちら

解答:ウ

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[基礎知識・用語のまとめ]

JIS Q 20000・・・ITサービスマネジメントの適切さを評価するための国際規格であるISO/IEC 20000の日本工業規格です。二部構成となっており、第1部20000-1:2012はサービスマネジメントシステム要求事項、第2部20000-2:2012は実践のための規範が規定されている。

[解法]

JIS Q 20000-1:2012のサービスマネジメントシステムの一般要求事項にある経営者の責任には、①経営者のコミットメント、②サービスマネジメントの方針、③権限、責任及びコミュニケーション、④管理責任者の四つが規定されています。

このうち①経営者のコミットメントには「トップマネジメントは、サービスマネジメント及びサービスの計画、確立、導入、運用、監視、レビュー、維持及び改善に対するコミットメントの証拠を次によって維持しなければならない」とあり、7つの規定が記載されている。そのうちの1番目

a)サービスマネジメントの適用範囲、方針及び目的を確立し、周知する(選択肢「ウ」)

が今回の回答となるため、正解は「ウ」となります。

他の選択肢については、以下の通りです。

ア→管理責任者の任命は、④管理責任者の中で規定されている事項であるため、誤りです。

イ→サービスマネジメントの権限及び責任は③権限、責任及びコミュニケーションの中で規定されている事項であるため、誤りです。

エ→サービス提供者の目的に対するサービスマネジメントの方針の適切さは、②サービスマネジメントの方針の中で定義されているため、誤りです。

[参考]

7つの規定については以下のようになっている、、、らしい。

a)サービスマネジメントの適用範囲、方針及び目的を確立し、周知する。

b)方針に従い、サービスマネジメントの目的を達成し、サービスの要求事項を満たすために、サービスマネジメントの計画が策定、実施及び維持されていることを確実にする。

c)サービスの要求事項を満たすことの重要性を周知する。

d)法令・規制要求事項及び契約上の義務を満たすことの重要性を周知する。

e)資源の提供を確実にする。

f)あらかじめ定めた間隔でマネジメントレビューを実施する。

g)サービスに対するリスクが評価され、管理されていることを確実にする。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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