テーマ:業務要件定義で業務フローを記述する際に使用するUMLの図
正解はこちら
解答:ア
[基礎知識・用語のまとめ]
アクティビティ図・・・一つ一つの業務処理であるアクティビティに注目し、そのアクティビティを構成する個々の動作(アクション)の実行順序や条件などの振る舞いを示した図であり、処理手順であるフローチャートの一つです。
UML・・・オブジェクト指向のソフトウェア開発における統一モデリング言語で、クラス図、オブジェクト図、ユースケース図、シーケンス図、コミュニケーション図、マシンステート図、アクティビティ図、コンポーネント図、配置図といった様々な要素から構成されており、要求定義にも利用できます。
[解法]
業務フロー(業務の流れ)を記述するのに、これまでよく使われてきたのはデータフロー図(DFD)ですが、これを拡張して「処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる」ようにした図がUML(Unified Modeling Language)の中で表現されているアクティビティ図となるため、正解の選択肢は「ア」となります。
その他の選択肢は以下の通りです。
イ→クラス図は、システムにおけるクラスの内部構造とクラス間の関係を記述するための図です。
ウ→状態マシン図(ステートマシン図)は、外部から与えられた様々な事象によって状態が移り変わる様子を表現するための図です。
エ→ユースケース図は、アクタ(ユーザ、外部システム)には人型のアイコン、ユースケース(システムがアクタに提供する機能)には楕円を使ってその相互作用を表現し、ユーザを含めた業務全体を明らかにするための図です。
[参考]
現在ではBPMN(Business Process Model and Notation:ビジネスプロセスモデリング表記法)と呼ばれるビジネスプロセス(業務の流れ)を図示する標準表記法もある、、、らしい。
利用させていただきました素材へのリンク
うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw
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