令和3年度春期午前Ⅰ 問25についての考察と解法

テーマ:レベニューシェア契約

正解はこちら

解答:ウ

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[基礎知識・用語のまとめ]

レベニューシェア契約・・・支払い枠が固定されている委託契約ではなく、成功報酬型の契約形態のことを言います。 発注側と受注側がリスクを共有しながら、相互の協力で生み出した利益を、あらかじめ決めておいた配分率で分け合います。 IT企業間の契約で多く見られる契約形態です。

[解法]

レベニューシェア契約とは、いわゆる成功報酬型の契約体系であり、委託する側と受託する側でリスクを共有しながら、得られた収益を双方で分配する契約形態です。委託側と受託側の収益の配分率は契約であらかじめ決めておくため、選択肢「ウ」が正解となります。

その他の選択肢については、以下の通りです。

ア→請負契約の特徴です。請負契約において、受託側は委託されたシステムの完成に責任を負い、その対価を得ることができるが、システム開発費用はすべて負担する必要があります。収益と費用の構造として委託側は、「システムから得られる収益>受託側に支払う金額」となる場合に黒字となり、受託側は、「委託側から得られる金額>システム開発費用」となる場合に黒字となります。リスクの持ち方がレベニューシェア契約と異なります。

イ、エ→サブスクリプション契約のような定額制サービスの利用の費用負担や収益の特徴に関する記述です。(イとエで委託側と受託側が入れ替わっています。)委託側はサービスを利用して収益を上げ、サービス利用料を定額で受託側に払い、受託側はサービスの利用料を委託側から定額で得ることができますが、提供するサービスの開発費用は受託側の負担となります。

[参考]

電子書籍の販売などでレベニューシェア契約を行っていることがある、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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