テーマ:プロダクトポートフォリオマネジメント
正解はこちら
解答:ウ
[基礎知識・用語のまとめ]
PPM(Product Portfolio Managment)分析・・・多角化企業の製品や事業を、市場占有率と市場成長率の4つのタイプに分類し、各製品事業の市場ポジションを客観的に評価することによって、企業全体の経営資源の適正分配と、個々の製品事業の目標設定を考えようとする分析です。
[解法]
PPMの4つのタイプは以下の通りです。
「花形」は市場占有率、市場成長率共に高い分野です。企業にとって今後の主力分野となりますが、競争が激しいために新規の投資が必要であり、利益は出ていますが、キャッシュフローの面ではプラスにならず、多くの資金を必要とする分野です。
「金のなる木」は、市場占有率が高く、市場成長率が低い分野です。今後の成長は期待できませんが、安定的に収益が見込めるうえに新規の投資が必要ないため、キャッシュフローの面では多くの余剰を生み出します。この余剰キャッシュフローを、資金を多く必要とする「花形」と「問題児」に投入するのが良いとされています。
「問題児」は、市場成長率が高く、市場占有率が低い分野です。競争に打ち勝ち、市場占有率を上げられれば「花形」に移行できますが、負ければ撤退しなければなりません。「金のなる木」からの資金を投入して、他企業に対しての優位性を確立していく必要があります。
「負け犬」は市場成長率、市場占有率がともに低い分野です。将来を期待できない分野であるので、撤退を視野に入れて、事業の再編成を考えるべきです。
これらを踏まえたうえで、対応する座標軸を考えますと、aが市場成長率、bが市場占有率となります。したがって、正解の選択肢は「ウ」となります。
[参考]
「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」のもともとの呼ばれ方(英語)は、それぞれ「スター」「キャッシュ・カウ」「クエスチョンマーク」「ドッグ」となる、、、らしい。
利用させていただきました素材へのリンク
うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw
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