平成30年度エンベデッドシステムスペシャリスト 午前Ⅱ問10

テーマ:タスクの優先度逆転が発生する可能性があるもの

正解はこちら

解答:ア

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[基礎知識・用語のまとめ]

プリエンティブ方式・・・システム管理をOSが行うことで、マルチタスクを実現する方法のことです。「プリエンプティブ方式」の対義語は、「ノンプリエンプティブ方式」で、これは各プロセスが自主的にシステム資源の管理を行います。

ポーリング・・・ホストコンピュータに複数の端末が接続されているネットワークシステムにおいて、送信したいデータがあるかどうかを問い合わせることを指します。

リエントラント・・・再入可能と表記されることもあります。プログラムやサブルーチンの実行を完了する前に、割り込みなどにより、同じプログラムやサブルーチンを実行しても安全だという性質を言います。

[解法]

リアルタイムOSにおいて、優先順位の高いタスクが優先順位の低いタスクとの間で共有している資源の解放を待っている間に、優先度が中間のタスクが入り込んで、低優先度のタスクを中断させてしまう現象は「優先度逆転」と言われます。この特性は、資源の排他制御によって生じる現象となりますので、正解は「ア」となります。

[参考]

優先度逆転の対策としてよく採用されるのが「優先度継承」という手法であり、優先度が低いタスクであっても、優先度が高いタスクと資源を共有している時間帯においては、優先度を高いレベルと同様にして扱って解決を図る、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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