令和5年度春期午前Ⅰ 問24についての考察と解法

テーマ:システム要件定義プロセスにおけるトレーサビリティ  

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解答:エ

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[基礎知識・用語のまとめ]

トレーサビリティ(追跡可能性)・・・システム要求定義のプロセスにおいて、提示した要求が開発工程の各段階でどのように変更され、その変更が最終的にシステムのどの部分で実装・テストされたのかを追跡できるようにすることを指します。

[解法]

トレーサビリティとは、追跡可能性と訳されるように、システム要求定義のプロセスにおいて、提示した要求が開発工程の各段階でどのように変更され、その変更が最終的にシステムのどの部分で実装・テストされたのかを追跡できるようにし、品質を検品します。したがって、選択肢、「エ」が正解となります。

その他の選択肢は以下の通りです。

ア→移行マニュアルや運用マニュアルが文書化されていることで、移行性や運用・保守性は確認できますが、トレーサビリティの確保とは無関係です。

イ→調達先の管理の記述であるため、サプライチェーンマネジメントに関する説明となります。

ウ→結合度に関する説明です。

[参考]

モジュール結合を弱いものから強いものに並べると、

データ結合

スタンプ結合

制御結合

外部結合

共通結合

内容結合

となり、モジュール結合度が強いとモジュールの変更が他のモジュールにも影響を与え、修正の工数が増加するため、モジュール結合度は弱いほうが良いとされています。

モジュール間に相互依存関係が存在すると、片方のモジュールを修正するともう片方のモジュールも修正が必要となり、仕様変更が困難になることがあります。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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