令和3年度秋期午前Ⅰ 問17についての考察と解法

テーマ:アジャイル開発におけるバーンダウンチャート

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解答:ア

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[基礎知識・用語のまとめ]

アジャイル開発・・・開発手法の1つで、『計画→設計→実装→テスト』といった開発工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返すのが最大の特徴です。優先度の高い要件から順に開発を進めていき、開発した各機能の集合体として1つの大きなシステムを形成します。「プロジェクトに変化はつきもの」という前提で進められるので仕様変更に強く、プロダクトの価値を最大化することに重点を置いた開発手法です。そのため、サービスインまでの期間を短縮することができ、ビジネスのスタートを早めることができます。

アジャイル(agile)とは直訳すると「素早い」「機敏な」「頭の回転が早い」という意味だぜ!

バーンダウンチャート・・・縦軸に「作業量」、横軸に「時間」を割り当てて残りの作業量をグラフ表示します。時間が進むと残りの作業量が減っていくので、基本的に右肩下がりのグラフになります。

バスタブ曲線・・・機械や装置が運用され始めてから、やがて寿命を迎えるまでの期間を、「初期故障期」「偶発故障期」「摩耗故障期」の3つに区分し、横軸に経過時間を、縦軸に故障率をとるグラフです。そのグラフの曲線がバスタブ(お風呂)に似ていることからそう名付けられたとされています。

[解法]

アジャイル開発のプラクティス(実践のための指針)の一つのバーンダウンチャートは、縦軸をチームの残作業量、横軸を時間としたチャートで、時間の経過とともに、残作業量が減っていく様子をとらえることができます。したがって、正解は、選択肢「ア」となります。

その他の選択肢については、以下の通りです。

イ→ハードウェアにおける時間の経過と発生不具合数の関係を表したチャートでバスタブ曲線と呼ばれます。

ウ→テストの進捗に共に伴い、累積バグ数が収束する傾向を表すチャートで、信頼度成長曲線と呼ばれます。

エ→プロジェクトの進捗に伴って、工程ごとに投入する要員数を表すチャートで、リソースヒストグラムや山積みグラフなどと呼ばれます。

[参考]

信頼度成長曲線の中には、ゴンペルツ曲線やロジスティック曲線、シグモイド曲線など様々なものが存在する、、、らしい。

利用させていただきました素材へのリンク

うさちゃこちゃんねる様 https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw  

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